ラーメン二郎入門

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ラーメン二郎は関東で絶大な人気をほこるラーメン店で、ジロリアンと呼ばれる熱狂的なファンが多いことでも有名です。

特徴

高く盛られたもやしキャベツぶたと呼ばれるチャーシュー、こってりと濃厚なスープ、極太の平打ち麺などです。

東京を中心に全国39店舗。神奈川県には京急川崎店、相模大野店、横浜関内店、湘南藤沢店、中山駅前店の5店舗があります。

メニュー

ラーメン二郎のメニューの中でおすすめは、人によって好みが違うと思いますが、一般的には以下のようなものがあります。

  • ラーメン:基本的なメニューで、太麺と濃厚な豚骨醤油スープ、ボリュームたっぷりの野菜と豚肉が特徴です。トッピングは「ニンニク」「ヤサイ」「アブラ」「カラメ」などを呪文のようにコールして自分好みにカスタマイズできます。
  • つけ麺:冷たい麺に熱いスープをつけて食べるメニューで、夏場に人気です。スープはラーメンよりも濃厚です。
  • 汁なし:スープがなくても美味しいと評判のメニューで、醤油ダレや背脂などで味付けされた麺に野菜や豚肉を絡めて食べます。追い飯もおすすめです。

以上のメニューは、ラーメン二郎や二郎系店で提供されているものですが、店舗によっては取り扱いがない場合や値段や内容が異なる場合があります。ご注意ください。

暗黙のルール

列の並び方:店舗によって列の作り方が異なるので、入り口付近に貼られている注意書きをよく読んで並びましょう。近隣住民や他のお客さんに迷惑をかけないようにしましょう。

食券の買い方:基本は、前払いの食券制で麺の量とチャーシュー(ぶた)の量によって色分けされています。自分が食べられる量を見極めて食券を買いましょう。

トッピングの選択:店主が「ニンニク入れますか?」と聞いてきますが、これは「トッピングどうしますか?」という意味です。ニンニク、野菜、脂、辛み(濃さ)などを増減したい場合は、「マシ」「少なめ」「カラメ」「アブラ」などと答えましょう。初心者は「そのままで」と答えるのが無難です。ニンニクを入れたくない場合、「ニンニク無しで」と答えると「ニンニク増し」と聞き間違えられる恐れがあるので要注意です。

例えば、ニンニク無し、ヤサイ増し、脂増しで注文したい場合は「ヤサイアブラ」とコールします。

ロット乱し:ロットとは一度に茹でられる麺の量(5~6人分程度)で、ロットが乱れると自分が注文した麺が茹で上がった状態なのに席が足りなかったり、麺の量が不規則になる恐れがあります。席に着く前から麺を茹でられているからです。友人とおしゃべりしたり、スマホに夢中になったりで食べるのが異常に遅い人が居た後に発生することがあります。これは他のお客さんや店主に迷惑をかける行為なので、絶対にやらないようにしましょう。

食後の片付け:食べ終わったらどんぶりとコップをカウンター上に置き、布巾でテーブルを拭きましょう。これはラーメン二郎のお客さんなら誰もがやっているマナーです。「ごちそうさまでした」と言って退店しましょう。

ルールを守らないとどうなるの?

店主や他のお客さんに怒られたり、店から追い出されたりする可能性があります。また、近隣住民に迷惑をかけると、店の存続にも影響を与えるかもしれません。二郎のしきたりは、ラーメン二郎の文化や伝統を守るために必要なものです。しきたりを守ることでラーメン二郎の美味しさや楽しさを共有できると思います。

食べきれない場合

ラーメン二郎は、麺の量が多くて食べきれない場合がありますね。残したらダメという決まりはありませんが、店員さんや他のお客さんに迷惑をかけないように気をつけましょう。スープは残しても大丈夫です。

食券は慣れないうちは小にしましょう。小でも普通のラーメン店の大盛り以上のボリュームになることがあります。

トッピングを控えめにしましょう。

残してしまった場合は、店員さんに謝ってお礼を言う。店員さんの態度やお店の雰囲気にもよりますが、基本的には残しても怒られることはありません。

ただし、残した分を持ち帰ったり、他の人にあげたりすることは絶対にしないでください。また、無理に食べようとして長時間居座らないことが大事です。食べれないと思ったら早めに撤退しましょう。提供されてから15分から遅くても20分以内での完食が目安です。

スピードとの勝負

時間内に食べきるためのコツは、前述したように麺の量やトッピングを調整したり、食べるスピードを上げたりすることですが、それ以外にも以下のようなことが有効かもしれません。

食べる前に水分を控える。水分を摂ると胃が膨らんで食欲が減ってしまうので、ラーメン二郎を食べる前は水分を控えめにしましょう。食べている途中も、スープやお茶などを飲みすぎないように注意してください。

食べる前に運動する。運動すると代謝が上がって空腹感が増すので、ラーメン二郎を食べる前に軽い運動をすると食べきれる可能性が高まります。ただし、運動しすぎると疲れてしまうので、程よい強度で行いましょう。

食べる順番を工夫する。

ラーメン二郎は麺と野菜と豚のバランスが重要ですが、食べる順番によっても食べきれるかどうかが変わってきます。一般的には、豚→ヤサイ→麺の順番で食べると食べきりやすいと思います。麺は冷めると美味しくなくなるので早めに食べてしまいましょう。野菜は麺の油分を吸ってくれるので、麺の後に食べると胃もたれを防げます。豚は最後に残して、最後のご褒美として楽しむのも良いですが、やはり最初に豚を片付ける→麺→最後にヤサイの順番がおすすめです。

理由は、豚を順番の最後にすると顎の力が残っていない場合があり、豚を噛めずに飲み込めない状態になる可能性があるからです。なので、豚は顎の力が強い一番最初によく噛んで片づけてしまいましょう。

秘伝。天地返し。

豚を片付けたら次は、ヤサイと麺をひっくり返してスープにヤサイを浸しましょう。レンゲがあればやりやすいですが、お箸だけで天地返しをする場合は練習が何回か必要です。麺の重さで割りばしが折れないように気をつけましょう。

ペットボトル持ち込み

店内にも給水機はありますが、500mlほどのお茶を持ち込むのがおすすめです。

店前には、黒烏龍茶の自動販売機が置いてある場合もあります。

冷たいお茶を持ち込むメリットは、熱い状態のモヤシをお茶で口の中を冷やすことができることです。火傷防止にもなり、食べる速度もアップします。また、辛さ(濃さ)の微調整もできるのでメリットが多いです。

荷物は最小限にしましょう

二郎の店舗は狭いところが多いです。でも、それが二郎の魅力の一つでもあります。

狭い店内で、熱々のラーメンを食べるというのは、なんとも言えない感覚です。

コールとは

ラーメン二郎での口頭注文のことです。

ラーメン二郎のコールの仕方は、店舗によっても多少異なりますが、基本的には以下のような手順で行います。

コールは2回あり、1回目は麺の硬さと量を伝え、2回目はトッピングの有無を伝えます。

1.食券を購入し、席に着くまえに麺の量を聞かれる場合があります。この時に大の方、少な目の方は事前に申告しましょう。席に着いたら食券をカウンターに置きます。

2.提供前に店員が「にんにく入れますか?」と聞いてきます。このときに、トッピングの有無や増減を伝えることができます。トッピングは「ヤサイ」「ニンニク」「アブラ」「カラメ」の4種類があります。増減は「少なめ」「マシ」「マシマシ」で表現します。例えば、「ヤサイマシ、ニンニクマシマシ」とコールします。全トッピングを増やしたい場合は「全マシ」とコールします。トッピングをそのままにしたい場合は「そのままで」とコールします。

コールを間違えたりしないように、店内の注意書きやメニュー表記を確認するとよいでしょう。

コールに慣れていない場合は、「そのままで」と言えば変更なしになります。

コールはラーメン二郎の文化や伝統の一部ですが、食べきれる量をオーダーしたり、食べ終わったらテーブルを拭いたりするなどのマナーも守りましょう。

以上がラーメン二郎のコールの仕方です。コールは必ずしもしなければならないわけではありませんが、自分好みの一杯を食べたい場合は、積極的にコールしてみましょう。

家系ラーメンとのコールの違い

ラーメン二郎のコールは他のラーメン店でも使われていることがありますが、店舗によっては違うルールや呼び方がある場合もあります。

例えば、家系ラーメンでは「麺の硬さ」はかため。「味の濃さ」は濃いめ。「油の量」油多め。をコールします。家系では、好みは基本的な注文なら「普通」と答えますが二郎では、「そのまま」と答えます。

にんにく入れますかという問いに対して普通と答えると入れるのか入れないのか分からないからです。「そのまま」と言えばにんにくが入らない基本的な注文になります。

理解度チェック全5問

「にんにく入れますか」

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